損切り vs ガチホをモンテカルロ法で計算

(この記事は9月の記事のリライトです)
かぶちーずです。

さて、突然ですがクイズです。このチャートはどこの株価でしょうか?

一応先に言っとくけど、かぶちお得意のブリティッシュ・アメリカン・タバコBTI)じゃないよ。

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考えさせてしまった方、すみません。

このグラフは、100を最初の株価として、年率8%の株価上昇と、日々のボラティリティ(標準偏差)を1.29%と仮定して計算した、架空の株価チャートです。下落トレンドがあるように見えますよね。乱数計を使って計算しているのでいろんなパターンがありますが、このようにまるでどこかの株価みたいなのが出てくるのでドキッとします。

株価のトレンドであれこれ悩んでいるのがばからしくなりませんか?

ボラティリティの計算は乱数正規分布でやっています。1.29%というボラティリティ値はBTIの3日間ボラティリティ値の年平均です。計算はエクセルでやりました。

まあ結局BTIなんですわ。

8%損切りルールの検証

今日はこの架空の株価チャートを使って8%損切りルールの有効性を確認したいと思います。

米国株ブログ村にはグロース株を買って8%の損切りをするって人と、高配当株をガチホするって人がいますね。どっちがいいんでしょうか。今回は機械的な損切りがどのように働くのか計算します。

ちなみに今回の計算は1年後の勝ち負けです。5年後、10年後のケースは近々やりますの。

MCDのボラティリティの場合

シチュエーションは、

株を買ってから1年後の株価について、8%で損切りした場合とガチホした場合、どれだけ損得が変わるのか。年間成長率は8%です(毎日株価に8/365が足される感じです)。

計算にはマクドナルドMCD)のこの1年の3日間ボラティリティ平均値0.69を使いました。

計算は各シチュエーションで1000回やりました。

計算結果はこちらの通り。

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どちらの組も8%勝ったところに山がありますね。ボラティリティを除けば年率で8%上昇という前提条件にしているので、多くの人が8%勝つのはまあ当たり前ですが。

損切りルールの場合、1/3の人が92円で損切り(8%の負け)。半分以上が勝っているという計算結果です。

一方でガチホ組は結局8%で勝つ人が多いんですが、ちょろっとだけ地獄に落ちている人がいますね。確率は低いですが一番ひどい人は-35%の負けです。

これだけ見たら基本的にガチホの人が儲かる確率が高いですが、損切りルールを設ける方が安心ですね。

 BTIのボラティリティの場合

一方で、BTIのボラティリティ値1.29%で計算してみた結果はこちらです。

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損切りルールの場合、2/3の人が92円で損切り(8%の負け)。勝っている人は1/3という計算結果です。変動が大きいから92を下回る回数が多いんですね。損切りルールは銘柄のボラティリティによって変えるべきと思います。

一方でガチホ組は結局8%で勝つ人が多いんですが、かなり地獄に落ちている人がいますね。-75%負けている人がいます(笑)。半分以上は勝っているのだけどね。

まとめ

まとめると、成長率とボラティリティのバランスによって適切な投資方法は分かれると思います。

損切り

・ガチホに比べリターンは小さくなる可能性が高いです。
・ボラティリティが大きい銘柄を8%損切りとかしてしまうのはまずいです。
大きく死ぬことはありません。当然ですが。

ガチホ組

・損切りよりもリターンが大きくなる確率が高いです。
・死んだ時の振れ幅は大きいです。


今回の計算で注意していただきたいのは、成長率もボラティリティも頻繁には変わらないけど、経済の情勢や会社の方針によっては変化するということです。

また、機械的損切りを取り入れるにしても、どこでINするか成長率の高い銘柄を選ぶこと、が勝つために重要になってくることは言うまでもありませんね。

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